皆さん、こんにちは!
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
さて、いよいよ五月も後半。そろそろ気になるのが、ジメジメとした梅雨の季節ですね。お出かけはもちろん、普段の生活でも雨が多いとちょっと気分が沈みがちですが、それ以上に気になるのが「足元の安全」ではないでしょうか?
特に、お家の周りやアプローチなど、雨に濡れると滑りやすくなる場所ってありますよね。
今回は、まさにそんな梅雨時期の安全対策として、環境整備の一環で行った取り組みについてご紹介したいと思います!
日頃の環境整備と今回のきっかけ
私たちは日頃から、より快適に、そして何より安全に過ごすために、少しずつですが身の回りの環境を整えることに力を入れています。庭の手入れや通路の整備など、気づいたところからコツコツと。
そんな中で、以前から少し気になっていた場所がありました。それは、庭の一部に使われている**「石の延べ石」です。
延べ石というのは、自然石や加工された石を並べて通路や階段などに使うもので、風情があって素敵なのですが、表面がツルッとしているものは、雨が降るとどうしても滑りやすくなってしまうんですよね。
「このまま梅雨を迎えるのはちょっと心配だな…」
そう思ったのが、今回の環境整備のきっかけです。
足元の安心感を高める「ビシャン加工」とは?
そこで今回、この滑りやすい延べ石に施したのが**「ビシャン加工」**です。
「ビシャン加工」と聞くと、あまり馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんね。これは、石の表面を金槌のような道具(ビシャンという石材加工用のハンマー)で細かく叩いて、意図的にザラザラとした凹凸をつける伝統的な加工方法なんです。
まるで石の表面に小さな点が無数に並んでいるような、独特の質感になります。この凹凸が、滑り止めの効果をぐっと高めてくれるんです。
作業の様子と、加工後の効果を実感!
今回は、滑りやすさが気になっていた数枚の延べ石を選んで、このビシャン加工を施してみました。
専用の道具を使って、一打一打、石の表面を叩いていきます。これがなかなか根気のいる作業で、石の種類によって硬さも違うので、力加減も重要です。
最初は恐る恐るでしたが、慣れてくるとだんだんリズムに乗ってきます。トントン…と響く音が、石が加工されていくのを感じさせてくれます。
そして、加工を終えた石を見て、触ってみて、その変化に驚きました!
まず見た目ですが、ツルッとした表情から、ザラザラとした、より自然で力強い雰囲気に変わりました。まるで石の「地肌」が現れたような感じです。
そして、一番の目的だった「滑り止め効果」。
これで梅雨も安心!安全な足元を
今回のビシャン加工、見た目の風合いが増したことも嬉しいですが、何よりも「足元の安心感」が格段に高まったことが最大の成果です。
日々のちょっとした「気になる」を解消することが、大きな安心に繋がるんだなと改めて感じています。
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